婚活に必死な私がNO.1キャバ嬢の口利きで合コンへ行った話の顛末

マー子がどんな男性たちを集めてくれたか知らずに、合コンへと向かった私&売れないモデルのトーコちゃん。
現場のダイニングバーへと到着し、スタッフさんに奥の部屋へと案内されたのでした。

(どんな人達が来てるんだろ…)

私合コン初体験でしたしね、それに、ちょっとずれているマー子の人選ってこともあって、かなり緊張してましたわ。
もうオーディションの直前、控室で順番待ちしてる時位に緊張してましたわ。

「こちらになります」
スタッフさんの声に、私たちは彼女が差指し示す方向に視線を向けたのでした。

そこにいた男性陣は・・・。

デカ(; ゚д゚)!!!!

まずファーストインプレッションとして、デカい。

その一言に尽きました。

三人が三人デカい。
マジでかい。

彼らはこじんまりとした居酒屋の個室に、相当な存在感で佇んでいました。

なんだこのギューギュー感。
…この威圧感をどう表現すれば伝わるんでしょうかね。

清原元選手さんが3人詰めて座っているのを想像してもらえれば、割と近いかもしれません。

予想外の光景に固まっている私とトーコちゃんにかまわずに、マー子は彼らを紹介。

「えーと、向かって左の人が、私の高校の同級生のドナ君ですっ☆」

その言葉を受けて、ドナ君さんが、軽く会釈。

「初めまして―。マー子ちゃんとは部員とマネージャの関係でした。で、こっちが神田、こっちが飯尾君。彼らとは大学のサークル繋がりです」

トーコちゃんが挨拶がてら、

「皆さんは何のサークルでご一緒だったんですか?」 と、笑顔を貼りつかせて尋ねる。

彼らは三人一緒にこう答えました。

「ラグビーです」

成程

なんで揃いも揃ってでっかい人!?という疑問は、この一言で一気に解消しました。

一番小さい(という表現は非常に不釣合いだけども)人でさえ、185cm超えという、驚きのパワフルボディーズ。
多分ウエイト的にも相当と思われました。80kgは軽く超えてそう。

こちとら、全員45kg前後の華奢ボディーズですからね。
彼らが本気出したら、私たちなんてたちどころにポッキポキですよ。

このような感じで、凸凹合コンが始まりましたとさ。

見てくれの割に、結構良い人たちだった清原軍団

清原軍団は、それぞれ30代前半で一般的な企業にお勤めの、一般的な会社員とのことでした。

ドナ君さんも、神田さんも飯尾さんも、全くといって良い程女馴れしてなさげな雰囲気だったけど、皆さん「良い人なんだろうなー」といった雰囲気の方々でした。
場を盛り上げようと一生懸命頑張ってくれてました。

女性陣も、マー子は持ち前のNO.1キャバ嬢スキルをふんだんに発揮して、彼らの提供した話題に上手に乗っかり、トーコちゃんは相変わらずの貼りついた笑顔ながらも、空気を壊さないように彼女なりに努め、私も自分なりに頑張りました。年長女として、一歩引いたところで頑張りました。

みんながみんな、思い思いに接客している感丸出しの、妙な合コンとなりました。

結局ね、良くも悪くもみんな大人な対応をしたために、それぞれがどんな人なのか全然分からないまま終宴を迎えたわけです。
悪い言い方をすると、何も残らない、それぞれがそれぞれに薄っぺらい時間を過ごしてしまったわけです。

なので、男性陣は3人とも体型以外で印象に残った点といえば、「頑張ってくれてた」ってことだけで、それ以上に感じることはなかった。
なんとなくこの人はちょっと内気なのかな、とか、この人は割とリーダー気質なのかなっていう雰囲気的なものは伝わって来たけど、それだけだった。
きっとそれは向こうもそうだと思う。私らが美人だってこと以外、何を知ることもなかったんじゃあなかろうか。

合コンってみんなこんな感じなのかなあ。 数時間複数人が初対面で過ごす間に、何かとっかかりを掴むことって思った以上に難しいなと感じた初合コンでした。

今回の合コンの収穫

解散し、マー子とトーコちゃんと別れた後、後ろから飯尾さんが追いかけて来るという驚きの展開と相成りました。
その迫力にビビりながらも、聞けば乗る電車が同じということで、ホームまでご一緒することに。

別れ間際、 「また会ってほしいです」 と言われたので、 「はい、他の2人も誘いますね、またみんなで飲みましょう」 と言ったら、 「できれば2人で」とまさかの私狙い発言!

20代美女が2人もいたのに、この人は残飯好きか!?

物好きな人だなと思いつつ、でもちょっと有難いとも思いつつ、結局は仕事用の笑顔を浮かべて華麗にスルーしてしまった。

いや、こうして最年長の私に声かけてくれるとかさ、喜ぶべきことなんだろうけどさ。
でも私、自分を何も出せてないしね。私の何を見て、走って追いかける位の気合を持ったのかなーって考えると、やっぱり見てくれだろうなって思ってしまったわけです。

それは私自身の責任だけどさ。彼は何も悪くないんだけどさ。

帰宅後、マー子にお礼メールをした。

「口聞きありがとねん。良い経験させてもらったよー!
集めてくれた人ら、リクエストした普通の人とはちょっとイメージ違ってびっくりしたけど^^;
でも、ほんとありがと、お疲れさん!」

そしたら、以下のように返信が来た。

「お疲れ様でした^^ ありゃりゃ、普通じゃなかったですか><
うーん。姉さん、フツーって、なんですかね。難しいなー@」

『フツーって、なんですかね。』

うん、なんだろな。 確かになんだろな。

何を持ってフツーっていうのかな。

でも、 清原3人組はフツーじゃないと思うな。 no.1キャバ嬢も、売れないモデルもフツーとは言わんかもだが。

マー子ごめんよ。 折角誘ってくれたのに、いちゃもんつけるとか最低だよね。反省した。
けどマー子はあっけらかんとした子なので、そそくさと次なる合コンのセッティングをしてくれたのでした。

「姉さん!次はマジで普通の人集めましたから!」

…期待せず、楽しみにしてます^^

photo credit: Brother O’Mara via photopin cc